【若年層フリーターは甘え?】について22歳の高卒フリーターが考える

どうも、ふりーたーです。高校卒業後、特に進路も決めずにふらふらして今に至ります。「若いから大丈夫っしょ。」という危険な思考の持ち主だった当時の僕は、将来設計などまるで構築しておらず、未来予想図=愛してるのサインとしか認識していなかったレベルの能天気野郎。

 

といっても一応職には付いて、月収20万ほどで生活していました。行き当たりばったりで選んだ職場は週6日勤務で社会保障の完備されていない会社。更に一般的な職業ではなく、将来性も見えない仕事でした。だらだらと3年ほど勤めあげた後退社。

 

仕事を辞めてからは週5日ほどアルバイトをしている生粋のフリーターです。一般的に大学卒業に当たる22歳…色々考えさせられますが、

 

やっぱりフリーターって甘えだわ

 

 

 

 

 

そもそもなんでフリーターやってるの

完全に甘え。以上。じゃあまりにも簡潔すぎる。そこで僕が今話題の若年層フリーターになってしまった経緯を考える。様々な事情があり「フリーターにならざるを得なかった」という人もいるだろう。

 

身体的な障害を持っている人や夢追い人を除く、

しょうがなくフリーターをやっている人間に言いたい。それは決して「仕方なく」なんてものではない。

 

若年層ニート・フリーターに陥る原因のひとつに家庭環境がある。

僕の家庭は母子家庭だ。小さいころに親が離婚し母に育てて貰った。普通ならば少しでも早く自立して母を助けたい。と考えるだろう。しかしその発想は多くのフリーターやニートには無い。もしくは著しく欠けている。類に漏れず僕もそうだ。

  • 今、なんとかなってるし焦る必要はない。」
  • 金銭的に大学進学の余裕がなかった。だからしょうがなくフリーターをしている。」

 

完全に思考停止している状態だ。母子家庭を理由に社会に対して卑屈になっている人間もいる。呆れる。これらすべては甘えだ。敢えて言おう、屑である。と

今はまだ焦る必要はない?

焦る必要はない』これは置かれている現状を見れていない状態だ。2016年の統計によれば若者のフリーター・ニートの数は減少の推移を見せている。(若年層に視点を置いた数字であり、全年齢層の非正規雇用に関しては微増しているが…)

 

俺/私の周りにも同世代のフリーターいるし、大丈夫っしょ」という考えは改める必要がある。親はいつまでも労働することはできない。フリーターに限らず多くの人は将来的には自分が親を支えるべきであると考えている。だが、若年層フリーターはその『いつか』を途方もない未来のことと考え、なんとなく現実味を感じていない。楽観的に考えているのであれば『今、この瞬間から』一度将来について考える必要がある。

いつまでも若くない。という当たり前のことをどこか他人事のようにぼんやり考えてしまっているのではないだろうか。

家庭の事情/金銭的な余裕がなく進学を断念

金銭的に余裕がなく進学を断念した。』確かに一般的な家庭から見れば、母子家庭故に金銭的な問題で進学を諦めた人間もいるだろう。しかし本当に進学したいのであれば術はある。なぜそれをしないのか、甘えである。以前目にした当時橋下大阪府知事と高校生の意見交換会の場で、このような発言があった。

生徒A母子家庭で金銭的に余裕がない。母にこれ以上負担を掛けたくないので、私学助成金を減らさないでください。

生徒B『私の家庭は決して裕福ではありません。だけど私はバカだから私立の高校にしか進学できませんでした。子供の笑顔を守るんじゃなかったんですか?これじゃ笑えません。』

これを受けて橋本市長は

進学したいならば奨学金制度を利用しなさい今の世の中は自己責任が原則。』

生徒『くぁwせdrftgyふじこlp;@:』

 

話が逸脱したが、このように自立性が皆無ですべてのことに理由を付けて責任転嫁しているフリーター思考が社会的に見たら甘えだろ。と一瞥されてしまう原因だ。

 

僕は母子家庭で育った。その為『母子家庭』を免罪符の如く利用する人間を軽蔑している。まるで自分が悲劇のヒロインのように、母子家庭を口にする。何事にも原因はある。進学を断念したのは本当に環境の問題だろうか、他に方法はなかったのだろうか。もちろん『進学=正義』ではないが、育った環境のせいにしてしょうがなくフリーターをやっている。という人は甘えだ。

若年層フリーターの矛盾

若年層フリーターと若年層全体それぞれに『悩んでいること』というテーマでアンケートを取るとこのような結果になった。

以下、『最近悩んでいること』アンケート結果である。

 

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引用;10~20代を徹底調査! vol.01 若年層フリーターの実態 | アルバイト採用・育成に役立つ人材市場レポート「an report」

 

『人生のこと』 『就職のこと』についてはすべての若年層が抱えている悩みとして挙げられているなか、一位の『お金のこと』に関しては1.5倍の数字で若年層フリーターが上回る結果となっている。しっかり(若年層)フリーターをやっているのであれば、将来的な収入格差は置いて一時的とはいえ同世代の正社員よりも収入を得ることができるのが若年層フリーターの唯一の利点といえる。

 

しかし、なぜ若年層フリーターには収入の余裕がないのか。人生<現在という思考が強いのだろう。今、遊ぶため目先の収入を追う。散財する。お金がない。という略図ができているのではないだろうか。『恋愛のこと』の数字がフリーターの方が高いことが裏付けている。

 

又、それ以外の多くの項目でも高い水準で若年層フリーターは悩んでいるが、未だフリーターという矛盾が生じている。『このままではヤバいのはわかっているけど、なんとなくフリーターをしている』という思考があるのだ。しかしその危機感が著しく欠乏している。『こころのどこかではわかっているんだけど、』と自分に言い聞かせながら目先の欲に溺れているのが若年層フリーターが抱える矛盾といえる。

まとめ

散々偉そうにだらだら書いたが、僕も若年層フリーターのひとりだ。高校卒業後、将来についてぼんやり考えながらも行き当たりばったり。

気づいたら世間一般で言う『おとな』になっていた。小さいころに描いていた『おとな』とは程遠く、現実とのギャップにぶち当たっている時期だ。

 

幸いなことになんとなくフリーターをしているこの期間に、自分を見つめ直す時間は余りある。今後の将来を見据えて様々なことにチャレンジしていこうと考えている。このブログもそのひとつだ。

 

自分を鼓舞するために敢えて辛口でつらつら書いたが、若年層フリーターと呼ばれる特に目的も無くなんとなくフリーターをしている人は、これを機に『今、この瞬間から』もう一度将来について考えてみてはいかがだろうか。