メール文化が廃れて、『LINE』がコミュニケーションツールの主流になった理由
昨今、20代のスマートフォン普及率は約8割を占め、10代を含めると更に増えると言われています。
現代の若者は10人に8,9人はスマートフォンを所有している計算ですね。そして、スマートフォンの普及によりコミュニケーションツールは従来の『メール』から『LINE』が主流となりました。
学生時代に『メール』から『LINE』に切り替わった僕が『LINE』についてぼそぼそ書いていきます。
メールとLINEの違い
大きな違いは、『メール』より『LINE』の方が非常にコンパクトである。
つまり、より現実の会話に近いということです。
『LINE』の最大のメリットでもありデメリットでもある既読機能により、伝えたいことを同時刻に共有することができるようになりました。
その結果『LINE』という仮想世界上にレスポンスが生まれます。
これは現実の会話で言う「相槌」です。さらにチャット方式を採用して会話に一連の流れとテンポを作ることで、より現実の会話に近づけているのです。これが従来のメールとの差別化につながり、LINEが流行った理由といえます。
LINEのメリット、デメリット
LINEの特長を二点挙げました。
しかし弊害もあります。一時期「LINEがいじめを助長する(ほにゃらら)」と夕方の情報番組で取り上げられてちょっとした社会現象になりましたね。これはSNSが生活の深くまで入り込み、従来の『メール』とは異なった性質を持っているためです。
村八分??グループチャットというシステム
極端な例で言うと「クラス全員で合唱コンクール頑張って金賞獲ろう!」って空気になったとき。全員が一丸となれるような一枚岩な固い友情があれば成立しますが、もちろんそんな現象は朝ドラ以外成立しないわけで。
クラスのやんちゃボーイが一人サボるとクラス全体の波長が崩れますよね。触らぬ神に祟りなし精神でもう村八分
やんちゃボーイ以外のグループチャットの完成です(やったね!)
とまあ非常に突拍子もない話になりましたが、協調性を強要されるのって凄いストレスになるってこと。『メール』で多数に連絡をするときは連絡網や一斉送信という「個対個」という手段をとっていました。
他方、『LINE』のグループチャットは公の場であるが故に集団性が個性を弱者にします。「空気読め」ってことですね!
グルチャで会話に入りづらいという経験ありますよね。まさにこれが原因となっていると言えるでしょう。大勢の前で発言するのは誰であっても気苦労します。
既読無視?強迫観念に駆られる『LINE』の罠
また、先ほどレスポンスが生まれるといいましたが、逆を返せばレスポンシビリティを求められるという事になります。既読付けたらすぐ返信しなきゃ!と気になったことある人多いと思います。これって意外とストレスです。
その結果、既読無視が登場しました。
「てめーなんで既読無視すんだよ」
「めんどくさいんじゃうんこうんこry(ごめん!寝落ちした!)」
当然のようにプライベート空間まで侵された気分になります。『LINE』が来たら第一優先!といった従来の『メール』には無かった強迫観念に駆られてしまい、やがて人間関係に解れを生むのでry。
以上が『LINE』上に於ける二つの弊害です。
LINEはただの連絡手段!!
今や生活の一部である『LINE』
便利な反面、使い方を間違えれば非常に危険なモンスターです。ひとつ言えることが『LINE』は連絡の手段のひとつでしかないということ!!
「今日飲み行かね?」
「疲れてるから無理」
「おk」
連絡なんてこんなものです。
実際トラブルが多いのは事実ですが、
『LINE』による被害に遭っているんだったら今すぐアンインストールして伝書鳩飛ばしとけや!って感じです←。まあ何が言いたいのかと言うと、SNSには振り回されないようにしようってこと。
『LINE』でのトラブルというのは詰まる所、友人関係や人間関係が上手に構築出来ずに希薄ってことです。人間とも機械とも上手に付き合っていきましょう。
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