【屋台】お祭りで出店している「的屋」deバイトしたら地獄だったよ!

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 夏になると日本各地で大小様々なお祭りが催されます。お神輿担いでお酒飲んで街全体が活気に包まれて、恋人や友人、家族とチョコバナナ頬張りながら日本の夏を感じたりなんかしちゃったりして。そんなお祭りに欠かせないものが屋台ですね。

 

誰しも1度は見たことあるかき氷とか売ってるあれです。大きなお祭りだと路面にズラーーっと出店していますね。

今回は僕が的屋でバイトした経験を踏まえて給与面だったり、そこで体験したにがーーい思い出を紹介していきま!

 

 

 

的屋とは

的屋(てきや)は、縁日盛り場などの人通りの多いところで露店興行を営む業者のこと。祭礼(祭り)やや縁日などが催される、境内参道門前町において屋台や露店で出店して食品玩具などを売る小売商や、射幸心を伴う遊技(ゲーム)として射的くじ引などを提供する街商(がいしょう)や、大道芸にて客寄せをし商品を売ったり、そのものを生業にする大道商人(だいどうしょうにん)などが含まれる。「当たれば儲かる」ことから的矢[1]に準えて言われるようになった言葉である。

的屋 - Wikipedia

 

 

要は祭りに出店しているものの総称ですね。通常だったら払わないような暴力的な値段設定の的屋

お祭りの雰囲気、非日常によってお客さんの購買意欲を駆り立てるお祭りマジック恐るべしですわ。因みに屋台を運営している元締めはだいたい怖い人たちです。

  

的屋の種類

先ほど出店しているものの総称と言いましたが、的屋と言っても2パターンあります。たこ焼きや、かき氷など道路に面して一つひとつが独立して1種類のものを扱う店舗で、こちらは皆さん良く見る一般的な屋台ですね。

もうひとつは、縁日などでよく見るパイプ椅子や折り畳みの机を並べて即席の居酒屋のようにしている屋台。僕は両方経験しましたが、

 

後者は圧倒的地獄

 

20~30坪の大きさの屋台でホール/焼き場/ドリンク/会計を4,5人で回します。お客さんは常にごった返しているので、相当ハードですね。更に路上のお客さんの相手もしなければなりません。

因みに研修なんてものは無く、オープン前にメモとボールペンを渡され『これで適当にわかるようにやれ』と言われます。どないやねん。と

僕が経験した的屋では、

  • 焼きそば
  • もつ煮
  • イカ焼き
  • 焼き鳥
  • ドリンク

 

でしたが、焼きそば以外は順次手の空いてる人が対応する感じ。焼き鳥が一番楽しかった思い出。

因みにオーナー?と言うのかわかりませんがそこの責任者の方はもちろん怖い関係の人だったので常に怒号が飛び交ってました。もう必死。

 

てかちょっと死んだ←。 

辛かった思い出

先ほど言いましたが、僕が一番辛かったのは後者のパターンの的屋でした。縁日での出店だったのですが割と有名な神社らしく、更に年末年始が重なり滅茶苦茶ハードでした…。

30日31日1日2日と鬼のように働きこの間ギュッとしたら60時間くらい拘束されました。

31日と2日に関しては朝の8時に現場に入って上がれたのは26時とか…。四日出ましたがその内二日は通しなのでもう完全にメダパニ状態だったのを覚えてます。

碌な休憩も与えてもらえず、ひーこらしてました。ここは法治国家なんですけど…

【アルバイト】休憩時間長すぎぃい!拘束時間と実働時間について -

 

まあその分給料はたんまり頂けたんですけどNE☆彡。

過酷な労働環境

初日の朝、友人と指定された現場に着くと、大きなシャベルで何やら広場の端の方で一生懸命穴を掘っている人がいます。

おいおい刑務作業やん、大丈夫かよ~w」なんて冗談を言いながら全体に軽く挨拶を済ませ荷を下ろしていると「じゃ、ここ掘っといて」と責任者にシャベルを渡されます。

とりあえず怖いので、言われるがまま一心不乱に掘り進める。もう無我夢中。割りと大きな穴を掘ったのですが、なかなかお声が掛からない。

一体いつまで掘らせるんだと流石に気になってきます。この作業はなんなんだ…と。勇気を振り絞り「この作業ってなんなんですかね?」と聞くと、「あ?トイレ掘ってんだよ。営業始まったらここで用足せ。」

 

もうね、ドン引きですよ。正味刑務所でもトイレありますよ。当初の楽観的な自分が恥ずかしいです。

 

…実際昼頃になりお客さんが入り始めると、責任者は出入り口のレジ前に陣取り僕たちの一挙手一投足を監視し続けます。結果僕たちはその穴向けて尿意と共に恨み辛みを吐き出すのでした…。

 

トイレにも行かせてもらえませんでしたよ!

 

とにかく混む

 

年末年始のピーク時はもう満席です。

 

 

それこそ公衆トイレに行こうものなら、責任者より先に友人にどやされるレベル。本当に忙しいと時が早く流れる現象あるじゃないですか。

もう、あれの究極系。ランナーズハイです。

その結果、23時上がりだったのが26時まで伸びてしまいました。現場から泊まっていた場所が近かったので、責任者の方が気を利かせて送ってくれたんですけどね。

その時コンビニで買ってくれたピザまんの味はいつもより少ししょっぱかったです。とまあ世間一般でいう労働基準法など一切無視したブラック企業も飽きれる労働環境でした 。

給与面

では実際いくら稼げたのか、気になりますよね。僕が頂いたのは約9万円ですうん、頑張った。当時十代の僕にとっては大金です。因みに全部千円札、財布がパンパンだったのを覚えています。

 

まあでも今同じことやれと言われても絶対できないですけど…。

元々は時給1200円という話だったのですが、ちょっと色を付けてくれたみたいです。正式に書類通して契約したわけでもないし、ぶっちゃけ責任者の裁量次第です。四日間を通しての店の売上は200万超えてたと思います。的屋って凄い儲かるのね。まあ簡単に参入できる業種ではないですけどね! 

的屋で働くには?

的屋の元締めは怖い人がほとんどなのかな?

 詳しいことはよくわかりませんが多分広告とか打ってない思います。僕は先輩の紹介で働かせて頂きましたが、周りも誰かの知り合いって感じの人が多かったですね。

 

どうしても働きたかったら、的屋のにーちゃんに直談判してみてください。保証はできませんが…。実際的屋で働きたいときはそういったコネを使うしかないでしょう…。

まとめ

非常に良い経験をさせて頂きました。

お客さんと仲良くなったり、営業中は忙しいですが堅苦しい感じでもないのでノビノビできます。真面目にやっていればその後も声かけて貰えるし良いお小遣い稼ぎでしたね!

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ただ的屋と言うのはやはり怖い人が絡んでいるのは事実でした。まあこれと言ったトラブルは起きませんでしたが、営業中はとにかく怒号が飛び交います。友人はお客さんがいる前で平気で胸倉掴まれてましたね(笑えねぇ…)

 

 地獄の四日間を終えて最終日に給料をもらった後、荷物を搬入するようなトラックの荷台に乗せられて、ドナドナ揺られること1時間弱。

暗闇の中、扉を開けたときに道路の真ん中だったときは笑いました←。地方の大きめの駅前だったのですが、大衆の視線が痛かったです…。

 

この仕事は怒鳴られようが従順に仕事していれば問題ないですが、すぐベソ掻くようだと向いてないかもしれませんね。

あとは、間違っても一般的な職場ではないよってこと。まあ現場現場によって差異はあると思いますけどね。興味のある方は地元のやんちゃな先輩に聞いてみましょう。

 

以上、「的屋でバイトしたら地獄だったよ!」でした!ぽーん

 

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